ディバインチャイルドヒーリングのワーク施術と施術者講習を受けて考えたのは、「今と未来だけ変えようとしても意味がない」ということ、過去への癒しの重要性です。
今こうなりたい、これからこうなっていきたい、と私たちは願うわけだけれど、ではなぜ今やこれからそうなりたいと願うのかというと、「過去、これまでがそうでなかったから」という原因・理由、根源が必ずあるからですね。
過去において満たされなかったことや叶わなかったことを今度こそ満たそう、叶えるんだと積極的なモチベーションへ上手に変換出来ればいいけれど、心の傷、トラウマとなって思い出すことさえ苦痛、なかったことにしたい、願っても、努力しても意味がない、周囲に合わせた方が傷つかないと気持ちを抑圧する方に向いてしまい、自分らしさや可能性を自ら閉じてしまうことの方が多いのかもしれません。
だから、何かやりたいと思っても怖くて素直に出来なかったり、無駄だ、恥ずかしい、と思ってしまったり。
自分らしく生きたいと思うけど自分らしく生きるってなんだかわからなかったり。
目標や目指す生き方が見えて来ていても、なかなかまっすぐにそこに向かえなかったり。
過去、うまくいかなかった。失敗した。出来なかった。反対された。軽蔑された。バカにされた。恥をかいた。白い目で見られた。
そういう経験がフラッシュバックして、やりたい!言いたい!こうなりたい!という素直な思いを押しとどめてしまうんですよね。
言い方はなんでもいいけど、これって、過去を受容出来てない、許せてない、癒せてない、解放出来てない、乗り越えられてない、引きずってしまっているってこと。
気持ちは前だけ向いて進もうとしてるのに、そのたびなんだかんだと問題が発生して引き止められるようなもので、過去を置き去りにしていては今そしてこれから向かいたい方へはなかなか向かっていけないのです。
「これまでの経験を糧に」「失敗をバネに」などとよく言うけれど、経験したことをまるごと受け止められているから、糧にもバネにも出来るわけですよね。
ディバインチャイルドヒーリングは、まずインナーチャイルドの癒し、つまり心の傷やトラウマを癒し昇華するものとして感じられ、その後のびのびと自由に解き放たれて自分の生きたいように生きていく力が開いていくようなヒーリングです。
たとえるならば、過去のあらゆる出来事を足を引きずる重りではなく、高く飛び立つバネに変えていくワークです。